ギャレス・エドワーズ監督が手掛けた記念すべきモンスターバースの1作目にあたる作品なんですが、実はこの映画、自分が人生で初めて映画館で観たゴジラ映画でもあります。
最近公開されたモンスターバースの最新作を観るにあたって改めて見返してみたんですが、モンスターパニック映画としては悪くなかったですし、ギャレス監督の画作りセンスが遺憾無く発揮されてました。
また、この映画の顔ともいえるゴジラも『ジョーズ』を意識したのか、中盤辺りまでなかなか出てこないのもだいぶ焦らされてる感があって新鮮でしたし(ゴジラなだけに)、むしろ本作における敵怪獣であるMUTOの方が出番が多かった気がしないでもないです。
ただ、あえて難点を挙げるならば、あまりにも画面が暗すぎて、一番肝心な怪獣たちの戦闘シーンが見辛かったです。
夜のシーンだからというのもあり、いかんせん視認性が悪い印象を受けました。
早いことにもう公開から10年経つ作品ですが、ここから現在に至るまでこの映画の世界観が広がり続けていると思うと、色々と感慨深い気持ちにさせられるような作品でした。
ちなみに本作にはアーロン=テイラー・ジョンソンとエリザベス・オルセンが夫婦の役で出ているんですが、この二人が後に『アベンジャーズ』で姉弟ヒーローの役を演じるのは何か不思議な縁を感じます。
