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トランスフォーマー/ロストエイジのUCのレビュー・感想・評価

2.5
シリーズ4作品目。主人公がサムから新主人公のケイドに刷新しての1作目。リメイクではなく世界観は引き継いでおり前作の戦いから5年後の話。

三部作完結後の再スタート失敗例。
トランスフォーマーたちのデザインが流線形の形状にリニューアルされてるけど、人型になっても車の時の名残のパーツが分かる前作までのデザインの方が良かった。敵に至ってはナノマシンになってて何でもあり状態。醍醐味だったはずの変形の面白みが皆無。

「サム?そんな人いたっけ?」状態のバンブルビー(;_;)
自称発明家の主人公が特に背景もなく特殊部隊の殺し屋を返り討ちに出来るほどに強い。本作ラスボスのロックダウンとすら人間ながらに渡り合えるほどに何故か人類最強クラスに強い。途中で手に入れた武器「ダガーガン」での射撃も卒なくこなしてるし正直発明より戦闘のセンスが異常に高すぎ。
強い理由は演じてるのがマーク・ウォールバーグだから?アメフトやってた設定いらないから元軍人とか理由付けしてくれないとメチャクチャ違和感。

ダイナボットとの友情からの共闘が見られるのかと思ってたら、力で捻じ伏せ従わせるオプティマスさん…。脳筋具合は相変わらずw

中国マネーの後援の影響で、映画と言っていいのか怪しいレベルの中国企業ゴリ押しのCM映画に。

テキサスなのに何故か中国のクレジットカードを使う主人公。ナノマシンが形成した物にもちゃんと中国企業ロゴ入り。合間合間に唐突に中国の実在商品が転げ落ちてきたり、屋上に不自然に冷蔵庫が配置してあり必ず中国商品を飲んだりするシーンがねじ込まれてたり。そういう中国企業スポンサーからの約束事を守りまくった結果、内容カラッポなのに上映時間シリーズ最長の2時間45分!この映画というよりCMみたいなやり口はいただけない。

本筋とは無関係に意味ありげにカメラが抜く中国人のモブキャラ達は、中国の有名人やオーディション番組で出演権を勝ち取った人達らしい。それが功を奏し中国では大ヒット。そのお陰でシリーズで一番つまんないのに世界興行収入はシリーズNo.1なのが納得いかない。うーん(-_-)
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