あやの

ヒックとドラゴン2のあやののレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
3.5
とても1ほどの衝撃と感動と自然な流れはなかった。
今作はちょっとモヤって考察漁ってしまった…。
以下ネタバレあり。












まず空を駆け回る爽快感、1に引き続き壮大な曲と、オープニングでいきなり最高。
ヒックもトゥースもめちゃ成長してる!

って感じで観てて全然飽きないし一見良さげだったんですけど、モヤり1。
母親軽くない?
旦那と0歳の息子ほっぽってドラゴンと自分の生き方優先しといて都合良すぎだろ…。
20年という年月の重みってそう簡単じゃないと思うんですけど、でもさらっと親子関係修復できちゃってるし(ヒックも葛藤するのかと思いきや感動一辺倒になっちゃった)、旦那には割と二つ返事で島に戻るって返しちゃうし。
もうちょっと母側の今までの生き方を納得させるような主張とか責任とか謙虚さが欲しかったなぁと。

あと小さいモヤりだけど父親話聞かないキャラに戻ってない?てこれは序盤だけだからまぁいいや。

そして見終わって一番のモヤり。
平和的解決とは?
前作のように説得するぞ!て何回も意気込んでたけど、ちょっとコイツ確かに相容れないな、で父を殺され…ドタバタでナチュラルにバトルに舵切ったけど。
いや人間的にはしょーがないし私もそーゆー考え持ってるけど。

悪役は同情するほどでは決してないけど、ドラゴンに襲われた結果こういう考えになってしまった、て背景が可哀想で完全に悪役には思えなかったよ。
ここらの設定なくして、話し合いで解決しよう!みたいなのもなくして、分かりやすくエンタメに振り切っても良かったのでは?…でも軽すぎるか。でも本作矛盾してんのが気になっちゃうな~。

ボスドラゴンも操られてるだけなのに可哀想だし…。

あとヒックも自分で自分の道決めたわけじゃないしね。外的要因。

バトル、映像的には最高だったんだけどテーマ、ドラマ的に観るとモヤりを強く感じてしまったなぁ。

子供向けアニメだから良いじゃん!と言われたらそうかもだけど1があまりに大人向けにも良かったもので。

どうでも良いけどヒロイン可愛くなってた、でも性格や喋りが前作のが硬派で好きだったな~。
あやの

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