ひげしゃちょー

神さまの言うとおりのひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)
3.5
わけもわからずダルマさんが転んだで始まるのは出演者と同様に「なんじゃこりゃ!?」となってよかったと思う。 ビー玉にしたにしたのも床が滑りやすくなったとこによりゲームの難易度が上がって良いアイデアだと思う。あのビー玉をなんでだビー玉が出るんだって思ってしまう人には向かない。 シロクマにペシャンコにされて髪の毛と血だけが残るという描写に思わず笑った。 招き猫のくだりは爪でもっと人体を切り刻んで内蔵をぶちまけてもよかったのかな。 R18+になっちゃうかもしれないけど。 今回、一番痛かったのは女生徒の股裂き。あれは想像しただけで痛々しい。 ゲームに関してはダルマさんと招き猫の2ステージは体力勝負で、こけしとシロクマが想像力を駆使して段々と心理ゲームのようになっていく様子が面白い。ラストのマトリョーシカがまさか運だとは思いもしなかったけど不条理ものとしてはアリかな。 生徒会長とかバスケ部のキャプテンとかちょっとうざくて最初からこいつ死ぬだろってやつが死んでく様は不謹慎だけど面白い。 個人的にツボだったのは佐藤佐吉さんがヘンテコな変装をして評論家になってるところ。 わからない人には決してわからない。 公開規模が大きい小さいに限らずキャスティングに遊びがあるところはやはり変わらないなという安心感。 知名度がある高島礼子なんかは瞬の母親役で1シーンしか映してないし、リリーさんも大森南朋もほとんど台詞もなく贅沢に使用しているのに知ってる人が限られてるであろう佐藤佐吉をどアップにして台詞もしゃべらせてそこそこの尺を使ってしまうところが大好き。 大抵のお客さんは「誰だよ、お前」ってなってると思う。 出演者に関しては神木くんの目がやばかったな 。予想以上に好演してた。 染谷くんは『悪の教典』に続き早い段階で死んでしまって残念。 福士くんは良くも悪くも福士くんだね…。 山崎紘菜のお腹と太もももがよかった。 あのエロっちいカメラワークは素晴らしい。 瞬と翔子ちゃんが学校の屋上で瀬戸物を壁に叩きつけて割るシーンが哀愁漂っていて非常に好き。