リベンジバイオレンス「発情アニマル」のリメイク「アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ」の2作目。
モデル志望のケイティが最初に乱暴狼藉されるNY編、薬漬けで空輸された後また酷い目に合うブルガリア編前編、一旦脱出後再び捕まる中編、そして彼女の復讐が始まる後編という流れ。
彼女を絶望感への叩き落とす3段構えが観ててしんどかった…本当にしんどかった…けどよく出来ていると思う。
農場育ちで害獣駆除はお手のものという部分が後半活かされており復讐法で大活用。
今回は工事系の工具でいろいろと。
殺人の濡れ衣や人間の空輸やら謎の地下道やらいろいろ無茶を通しており、こっちも「へ?」と思うのは確か。しかしそこはどうでも良く、尊厳を践みつぶされた女性が復讐鬼へ変貌し鬼畜野郎共を冷酷に殺害していく凄味。ケイティと対比する女性の存在が登場したことも良く、それが悪意は誰にでもあるという台詞に効いてました。