悪名高き小栗旬版ルパン。でもそんなことないからね。面白いから…面白いから…いや、やっぱダメだこりゃ(©いかりや)。
まず小栗が山田康夫の声を真似ているのが一番ポンコツ。これは何か。スターかくし芸大会なのかい(正月フジでやっていた例のあれね)。そして改めて実写で見るとルパンの服装がダサダサで笑ってしまう。よくあんな服着るなルパン。ズボンなんかピチピチなんだけど。
まあそこまでは赦す(小栗がふ~じこ~ちゃ~んって言っていても)。一番ポンコツなのはファイナルで小栗が全く活躍しないことなんだよ。いや玉山の次元は良かったのよ。これはとってもかっこよい闘い方。そして黒木メイサの不二子のズルさもなかなか。綾野剛の五右衛門もまあ赦す。でもルパン、いや、小栗。お前は許さないからな!なんだあのラスト。なんだあの見せ場。もっと最後ぐらいがんばりなさいよ!
そして謎のデブが出てきたり、金庫に行くシーンが「突撃地獄拳 大逆転」だったりしてもう無茶苦茶。最後も無茶苦茶。ルパンシリーズに敬意を払っているのか、そうでないのか(たぶんそうでない)が透けて見えるポンコツ作品に金返せと言いたくなること請け合いである(まあ配信だけど)。
ただ黒木の峰不二子はなかなかだったんでそこだけは合格!というか素肌にライダースーツだったらなんでも恰好いいんだよ(それを言っちゃおしまいよ)。
というわけで今後このレビューは実写版のレビューを毎日行います。ガッチャマンでしょ、キャシャーンでしょ、ヤッターマンでしょ、デビルマンでしょ……(注:そこまでやるとみなさんに見限られるのでレビューはたまににします。良心がそうしろと)