メイマーツインズ

オール・ユー・ニード・イズ・キルのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

3.0
日本のライトノベル(若年層向けの小説)が原作、”Mr.&Mrs. スミス〟のダグ・リーマン監督×トム・クルーズ主演で描く、タイムループ・アクション作品。
前回レビュー作”パーム・スプリングス〟の流れでタイムループ映画を観たくなり、ソフト所有ながら未鑑賞のこの作品を。


近未来のヨーロッパ。宇宙からの生物・ギタイによってドイツ、フランスは陥落。ギタイの次のターゲットはイギリス。地球防衛軍は人類を守るため、イギリスに集結しギタイ殲滅作戦へ。
アメリカから派遣された広報官ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、現場への合流を命令されるが…

戦闘経験のないウィリアムは最初はすぐに戦死するものの、そこからタイムループを繰り返すことで経験値が上がりどんどん強くなっていく。
敵ボス・オメガを倒すため、英雄である女戦士リタ(エミリー・ブラント)と力を合わせて戦うという、ストーリー展開。

海岸への上陸・戦闘シーンは、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦をイメージさせる迫力ある演出で、”プライベート・ライアン〟のオマハビーチを参考にしているような…🤔

タイムループ映画は細かいことを気にしたら楽しめない。
その世界観を楽しめるかどうかが大事なポイント。
原作が日本人だから大味な展開ではなく、脚本自体は繊細さがあり、タイムループをうまく利用した設定といえる。

ただ、宇宙生物ギタイの描写が…(苦笑)
人類の脅威を全く感じないスケール感。
こういう作品は、敵キャラの描き方次第で全てのイメージが決まる。
そういう意味でトム・クルーズ、エミリー・ブラント好演も、残念な作品になってます。