ぽっきー

オール・ユー・ニード・イズ・キルのぽっきーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープもの強化月間。

日本のライトノベル原作、ハリウッド映画。
とにかく死んで生き返って、攻略方法を探せなゲームっぽいストーリー。主人公は死ぬことで、記憶を維持したまま時間をループすることが可能。ひたすら死んでエイリアンから地球を守るべく戦う。

ハリウッド×トム・クルーズってことで、アクションシーンの迫力は凄かった。原作では新兵が主人公であるが、映画版はトムの年齢もあってか転落した将校が主人公となっている。また原作では、ヒロインの無双シーンが多いらしいが、映画版ではヒロインはむしろ死にまくります。それが主人公と必死に行動する理由にもなっているので映画しか見てない身としては良かった。

パワードスーツのメカメカしさやら、地球外生命体のデザインやらが、現代風でリアリティがあった。同時に敵のあまりの強さに絶望感を煽られる点も良い。タイムループものは話が難しくなりがちだが、死に戻りの点や物語のキーとなる部分を抽出して、描かれているためとても分かりやすかった。原作と変わったラストだけ分かりにくかった。主人子、オメガともに死にかけ、過去へのタイムリープが始まる過程でオメガの時を操る力が主人公に移ってしまい、中途半端にリープが発生したオメガは過去で死亡、主人公は生存という感じかなと。まぁ難しく考えるより、アメリカ映画的ハッピーエンドか夢オチと考えたほうがいいのかも。

原作有りの映像化としてはとても良かったと思います。
ぽっきー

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