スチル写真を使わないオープニングのタイトルロールから何だこりゃ…。のぞき窓のイメージかな?
掴みはもちろんバランスの悪い体つきの海女さんたちの水中撮影。中途半端な露出に逆に救われるけど、乳首が透けっぱなしなのは少し気になった、レイティング的に。
主人公キョウコ(三原葉子)が恋人の刑事・菅原文太に送った手紙が海の楽しさとオバケの話が交互に書いてあるような分裂的なもので面白かった。
見知らぬ子供の海パンを剥ぎ取り、それを履いて海水浴する菅原文太。そのことを訴えながらフリチンで海岸にしゃがみ込む子供が可愛い。
オバケの登場の仕方が、まさに祭りの夜店の化物屋敷みたいで可笑しかった。でも残念ながら可笑しいと面白いとは違うし、何度も寝落ちしたとはいえ退屈でたまらないことはないけど、カルト映画としての価値以外に何もないような作品に思えました。