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ザ・シューター 大統領暗殺のsugasanのレビュー・感想・評価

1.3
うーん、なんじゃこりゃ。

戦争の英雄と称賛されるも退役後はアルコール依存症の保安官トッド(レイ・リオッタ)が一念発起して自信を取り戻すお話かと思いきや、ほとんど何もできないで拘束されるわ、思いを寄せる未亡人の夫を任務中に誤射したのが自分だとバレるわで、まるでいい所なし。

反撃のチャンスを作るのも停電を修理しにきた電気工事士、おまけに暗殺者(ドミニク・パーセル)の心臓を撃ち抜いてトドメを刺すのが未亡人の息子のガキという無茶苦茶なラスト。

トッドのその後も一才描かれることなくブツ切りで終わるし、一体この映画は何がやりたかったの?

ボルの映画をドライな演出と評する向きもあるが、本作を観るにやっぱりボルって単純に下手くそなんじゃないかという気もしてきた。むむむ...

というわけで、誰も望んでいないのに一ヶ月に渡ってお送りしてきた「検証ウーヴェ・ボルは本当にクソなのか?」もとりあえず終了。

視聴可能な作品から10本ほど鑑賞したが、確かにクソではあるが随所に光る部分もあったりして、世間で言われているほどクソ監督ではないんじゃないかなというのが最終的な評価。

ただ、正直かなりキツかったので、ちゃんと面白い作品を観て映画って面白い!という感性をリハビリしたいと思います。
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