がんびーの

イーダのがんびーののレビュー・感想・評価

イーダ(2013年製作の映画)
4.0
ずっと見たかったパヴェウ監督作品。ポーランド映画って数は少ないのにめちゃくちゃクオリティ高いイメージ。少数精鋭。

終わり方の理解が少し難しかった。良いのか悪いのか。自分の親の行方を探すという行為には、神がいないことを知ってしまう可能性も付随してくる。自分がユダヤ人であることを受け入れ、親の生涯を受け入れ、その運命を赦した神を受け入れる。

ゆるしの物語だなと。

ショットはとりわけどれも素晴らしかった。徹底した首から上の構図が、表情を明確に捉えると同時に、画面に必要な空白感が残る。それが白黒と合間って全編通して空虚な雰囲気が画面を漂う。

ジャズミュージックとの一見遠い組み合わせも良かった。
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