【一言で言うと】
「井の中の蛙」
[あらすじ]
1962年のポーランド。戦争孤児として修道院で育ったアンナは、院長におばの存在を知らされる。おばのヴァンダはアンナがユダヤ人であり、本名はイーダであると告白。イーダは両親の墓を訪れたいと言うが、墓はおろか遺体がどこにあったのかさえもわからない。そこでヴァンダは、イーダの両親が生活していた家を訪れてみようと提案し...。
旅で知る、自己の発見。
うーむ...どう評価すれば良いやら(^◇^;)
『COLD WAR』を観たついでに同じ監督作品であるこちらも観てみたんですが...正直言ってどんなストーリーかってのが掴みづらかったです😓
時代背景についての情報量も少なく、更には登場人物のバックグラウンドをぼやかしてるせいかあまり感情移入が出来なかったりと、個人的にはあまり親切設計がなされてないように感じました😖
ただ、『COLD WAR』然りこの監督の撮る“画”ってのがもうその写真集が出たら速攻買いますってレベルで好き🥰
それが特に今作は突出していて、光の入り方だとか、モノクロならではの美しい白と黒のコントラストだとか、ワンシーンで表される映像がまるで“絵画”を見てる様。
特にイーダの写し出す顔をわざと右端だったり左端だったり、空間にわざと隙間を作る撮り方が目立ったりと、かなり計算され尽くしてんだろうな〜って思いました😯
まぁ正直言って映像に見惚れすぎてストーリーが入ってこなかったってのもあるんですが...それくらい映像の構成が神がかりに素晴らしいって事ですよ!!😤
とりあえず無駄を省きすぎたせいか、話の内容が良く分かんない映画でした。
まぁ自分の理解不足って所もあるんでしょうけど😅...それでも映像然り音楽の魅せ方がもうセンスあり過ぎて、とても良かったです!!
両親のルーツを探す旅の途中で見つける、自己のアイデンティティー。
そして発見と共に起こる自己の“揺らぎ”。
果たして自分は何者なのか...
ラストでイーダがとったあの行動も衝撃過ぎて意味が分かんなかったので、良くストーリーを理解した上でもう一度観てみようかと思います( ̄◇ ̄;)