イーダを配信している動画配信サービス

『イーダ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

イーダ
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

イーダの作品紹介

イーダのあらすじ

60 年代初頭のポーランド。孤児として育てられた少女はある日院⻑から叔母の存在を知らされる。一度も面会に来ない叔母に興味を持ったアンナは彼女を訪ねるが、そこで叔母の口から知らされた言葉に衝撃を受ける。「あなたの名前 はイーダ:レベシュタイン、ユダヤ人よ。」突然知らされた自身の過去。私はなぜ、両親に捨てられたのか?イーダは叔母とともに出生の秘密を知るために、旅に出ることに・・。

イーダの監督

イーダの出演者

原題
IDA - FORMERLY SISTER OF MERCY
製作年
2013年
製作国
ポーランド
上映時間
80分
ジャンル
ドラマ

『イーダ』に投稿された感想・評価

ずっと見たかったパヴェウ監督作品。ポーランド映画って数は少ないのにめちゃくちゃクオリティ高いイメージ。少数精鋭。

終わり方の理解が少し難しかった。良いのか悪いのか。自分の親の行方を探すという行為には、神がいないことを知ってしまう可能性も付随してくる。自分がユダヤ人であることを受け入れ、親の生涯を受け入れ、その運命を赦した神を受け入れる。

ゆるしの物語だなと。

ショットはとりわけどれも素晴らしかった。徹底した首から上の構図が、表情を明確に捉えると同時に、画面に必要な空白感が残る。それが白黒と合間って全編通して空虚な雰囲気が画面を漂う。

ジャズミュージックとの一見遠い組み合わせも良かった。
一

一の感想・評価

4.4
ポーランドの名匠 パヴェウ・パヴリコフスキ監督作品

歴史の波に翻弄された戦後ポーランドを背景に、若い修道女が出生の秘密をたどる旅を描く

ポーランド映画初となるアカデミー外国語映画賞を受賞した作品でもあります

開始5秒で傑作を確信
マジで非の打ち所がない
ずっと観たかったレンタル対応すらしていない作品がWOWOWで観られる事に感動したのもつかの間、これはどえらい映画ですわ…

修道院で孤児として育てられた少女イーダの健気な姿が激しく胸を打つ
女二人の重すぎるロードムービーともとれますが、上品かつ叙情的なセンスの塊のような映像詩

これほど卓越された異次元の映像美は『ニーチェの馬』や『異端の鳥』を観たとき以来の衝撃

とにかくモノクロ映像が桁違いに美しく、それだけでも十二分に観る価値がある映画です

スタンダードサイズで余白を上手く利用しながらビシッと決まった完璧な構図のオンパレード
光と影を効果的に使う研ぎ澄まされた端正な映像とは裏腹に、胸にズシンとくるほど非常に重たい作品となっており、淡々と描かれてはいますがかなり強烈な物語

ホロコーストやユダヤ人の扱いなどの歴史的背景を知った上で観ると更にキツいものがありますが、当然説明的な描写はなく、最小限に抑えられたセリフ量でも画面からひしひしと感情が伝わってくる

静かに聞こえる生活音や自然音すら心地良く、時折流れるクラシックな音楽も最高にムードを生んでくれる
そしてイーダの踏み出した一歩と共にようやく動き出すカメラワークに鳥肌

苦しくてもすべてを描き尽くすことはせず、観客それぞれに委ねるような静謐さを持つストーリー
僅か80分しかありませんが倍以上あっても全然観られる

立て続けに洗練された素晴らしい作品を観ているので感覚が麻痺してしまいそうですが、本作も間違いなく映画史に残るレベルの傑作
理屈はいらないのでWOWOWに入っている方は観ないと損かと

〈 Rotten Tomatoes 🍅96% 🍿79% 〉
〈 IMDb 7.4 / Metascore 91 / Letterboxd 3.9 〉

2021 自宅鑑賞 No.227 WOWOW
【一言で言うと】
「井の中の蛙」

[あらすじ]
1962年のポーランド。戦争孤児として修道院で育ったアンナは、院長におばの存在を知らされる。おばのヴァンダはアンナがユダヤ人であり、本名はイーダであると告白。イーダは両親の墓を訪れたいと言うが、墓はおろか遺体がどこにあったのかさえもわからない。そこでヴァンダは、イーダの両親が生活していた家を訪れてみようと提案し...。

旅で知る、自己の発見。

うーむ...どう評価すれば良いやら(^◇^;)

『COLD WAR』を観たついでに同じ監督作品であるこちらも観てみたんですが...正直言ってどんなストーリーかってのが掴みづらかったです😓
時代背景についての情報量も少なく、更には登場人物のバックグラウンドをぼやかしてるせいかあまり感情移入が出来なかったりと、個人的にはあまり親切設計がなされてないように感じました😖

ただ、『COLD WAR』然りこの監督の撮る“画”ってのがもうその写真集が出たら速攻買いますってレベルで好き🥰
それが特に今作は突出していて、光の入り方だとか、モノクロならではの美しい白と黒のコントラストだとか、ワンシーンで表される映像がまるで“絵画”を見てる様。
特にイーダの写し出す顔をわざと右端だったり左端だったり、空間にわざと隙間を作る撮り方が目立ったりと、かなり計算され尽くしてんだろうな〜って思いました😯

まぁ正直言って映像に見惚れすぎてストーリーが入ってこなかったってのもあるんですが...それくらい映像の構成が神がかりに素晴らしいって事ですよ!!😤

とりあえず無駄を省きすぎたせいか、話の内容が良く分かんない映画でした。
まぁ自分の理解不足って所もあるんでしょうけど😅...それでも映像然り音楽の魅せ方がもうセンスあり過ぎて、とても良かったです!!

両親のルーツを探す旅の途中で見つける、自己のアイデンティティー。
そして発見と共に起こる自己の“揺らぎ”。
果たして自分は何者なのか...

ラストでイーダがとったあの行動も衝撃過ぎて意味が分かんなかったので、良くストーリーを理解した上でもう一度観てみようかと思います( ̄◇ ̄;)

『イーダ』に似ている作品

COLD WAR あの歌、2つの心

上映日:

2019年06月28日

製作国:

上映時間:

88分

ジャンル:

3.8

あらすじ

ピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラはポーランドの音楽舞踏学校で出会い、愛し合うようになる。冷戦中、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、ベルリンでの公演時、パリに亡命する。歌手にな…

>>続きを読む

夜明けの祈り

上映日:

2017年08月05日

製作国:

上映時間:

115分

ジャンル:

3.7

あらすじ

1945年12月のポーランド。赤十字で医療活動を行う若きフランス人女医マチルドのもとに、悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵…

>>続きを読む

ある画家の数奇な運命

上映日:

2020年10月02日

製作国:

上映時間:

189分

ジャンル:

3.9

あらすじ

ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、クルトは東ドイツ…

>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝

上映日:

2021年08月13日

製作国:

上映時間:

101分

ジャンル:

3.8

あらすじ

臨月のお腹を抱えてカサブランカの路地をさまようサミア。イスラーム社会では未婚の母はタブー。美容師の仕事も住まいも失った。ある晩、路上で眠るサミアを家に招き入れたのは、小さなパン屋を営むアブ…

>>続きを読む

尼僧物語

製作国:

上映時間:

151分

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.5

あらすじ

ベルギーの修道院に尼僧として入ることになった医師の娘・ガブリエル。尼僧になるための修行のなかで医学を学んだ彼女は、看護尼としてアフリカのコンゴへと派遣される。命を救う現場で働くうち、医療の…

>>続きを読む

コロンバス

上映日:

2020年03月14日

製作国:

上映時間:

103分

ジャンル:

3.8

あらすじ

韓国系アメリカ人のジンは、講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れる。父の容態が変わらないためこの街に滞在することになったジンは…

>>続きを読む

関連記事

ノスタルジックで新しい味わい。カラー時代にあえて白黒で撮影したモノクロ映画13本

62450枚の絵画から生まれた珠玉のアートサスペンス!ゴッホの死の真相がいま動き出す