マーベル大好き

チョコレートドーナツのマーベル大好きのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.5
最近見た映画の中でギフテッドと同じぐらい泣いた。ギフテッドとは別の意味で。そのラストは予想してなかった…


ルディドナテロ(アランカミング)はゲイバーでショーに出演するパフォーマーだったが、ある日店にきたポールフラガー(ギャレットディラハント)に一目惚れし彼の車で話していると関係を見咎めた警察官に撃たれそうになる。しかしポールが身分を明かしたことで見逃してもらい2人は一気に打ち解ける。
ポールに車で家に送ってもらい別れ際に連絡先をもらった際、ルディは近々家を建てる予定だとポールに話すものの実際は家賃を滞納しショーで日銭を稼いで大家に渡していた。部屋に戻る途中廊下で人形を拾ったルディは毎日大音量の音楽が聴こえてくる隣の住人である女性に渡すと子どもがいるという。音楽の音量が子供の耳に悪影響を及ぼすのではと懸念し女性に苦言を呈すも『ゲイのくせに』と差別的な言葉で罵られる。
部屋で腹をたてていると隣の女性が男と連れ立って部屋を出て行くのを見かけ様子を見ていると男の子が母親の後ろ姿を見つめながら部屋の入り口に立っていた。少年はダウン症を患うマルコという名でルディは彼を放っておけずポールに助言を求める。


どこかで見たことあるなぁと思ったらルディ役の人X-MEN2でナイトクローラー役の人だった。歌がうまいとは知らず他の作品も見てみたくなった。

今までなんとなく気になりながらも観るのを先延ばししていたけど本当に考えさせられる良い作品だった。誰のための法律か。守られるべきは誰なのか。
日本でも同じことが言えると思う。人が考えたのだから法律に欠陥はあると思うがそれを元に判断し判決を出すのもまた人間。人間だからこそ出来る柔軟な判決をして欲しいと思わされる事件があまりに多い。

相手の検事役の俳優さんみたことあるなぁと思ったらガーディアンオブギャラクシーで子供の頃のクイルのおじいちゃん役やってた人だ😳