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チョコレートドーナツのbebeのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.4
すごくつらい。
同性愛とか、発達障害とか。
差別、というか…。
みんな「差別しちゃダメだよ」とか平気で言うし、親切と思いやりを説いてまわる職にあると思ってるんだろうな。
でもその意識が偽善で、寄り添えてなくて、自己満足で。
なんか裁判が、幼稚園児とか小学生がよく言う「だってみんなやってるもん」ってのに近い。いやだから、みんなもおかしいんだよ?ってやつ。多数派主義を理想とするとこういう問題が出る。

量的功利主義、最大多数の最大幸福の悪いところがギュっと詰まった映画。

「普通」はただ多いってだけ。
「普遍」とも、「正義」とも、「正しさ」とも結びつかない、全くの別物。
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