ひろりこ

チョコレートドーナツのひろりこのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.5
鑑賞記録&感想
【初視聴】※日本語字幕

《世界の片隅で家族になった3人。実話から生まれた魂を震わす物語》

僕たちは忘れない。
  ぽっかりと空いた心の穴が
    愛で満たされた日々。🍩

〜あらすじ〜
1979年、🇺🇸ブルックリンのショーパブで働くゲイのルディは、生まれながらに障がい(ダウン症)を持ち、実の母親から育児放棄された少年マルコと出会う。ルディは心優しくユーモアに溢れるマルコに惹かれていき、ゲイのパートナーであるポールと共にマルコを育てることを決めるが…。

70年代と言えばアメリカいや全世界がまだまだトランスジェンダーや身障者に対して偏見や差別が強く、人々の理解が乏しい時代。

誰が見ても子供の利益を最善に考えれば答えは決まっている。
あんな酷い母親に子供を育てる資格や権利は1ミリもない。

女の子の人形を胸に抱いてひとりで歩くまるで天使のようなマルコの姿が脳裏からなかなか消えません…どれだけ悲しく寂しかっただろう。

ルディとポールがマルコに注ぐ愛情は紛れもなく本物の家族以上だった。
そして、ルディ(アラン・カミング)の素敵な笑顔やハートフルな歌声が心に刺さりました。

「ここはおうちじゃない。」
ひろりこ

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