Holmes51

見えざる敵のHolmes51のレビュー・感想・評価

見えざる敵(1912年製作の映画)
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【覗き穴が大きくなくて良かったね。】

医師であった父親を亡くした2人の姉妹。姉妹の兄は2人の遺産を家の金庫に入れて仕事に向かう。そのことを知った家政婦は、仲間を呼び金庫を開けて奪おうとする。

企みを姉妹に気付かれた家政婦は、姉妹を別の部屋に閉じ込めて、壁に開いた穴から姉妹に向けて銃を発砲する。姉妹は電話で兄に助けを呼び、それを聞いた兄は大急ぎで助けに行く。


部屋の覗き穴から拳銃がゆっくりと突き出て来るシーンは観る者の恐怖心を煽る。人の醜さを効果的に描いている。
怯えるリリアン・ギッシュとドロシー・ギッシュの美しさよ。長い髪を振り乱しながら怯え、顔が見えるようにちゃんと手で押さえてるのも愛おしい。

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・この作品はエドワード・アッカーの同名の芝居に基づいている。
・リリアン・ギッシュとドロシー・ギッシュの映画デビュー作。
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Holmes51

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