ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの曾孫カリギュラは、暴君ティベリウスにカプリ島まで呼び出される。ティベリウスは自分の実孫ゲメルスを後継者にする為、カリギュラを毒殺しようとする。難を逃れたものの、自らの帝位を危ぶんだカリギュラは逆にティベリウスを暗殺してしまう。
歴史映画の皮を被った唯のポルノムービーという印象。エロい。グロい。丸出し。とにかくエログロ描写の際どさが只管目立つ。しかもアブノーマルなのばっかり。男女の間のあんな事やこんな事が修正もなしに…オーマイガー。
ストーリーはあって無いようなもの。調子こいた暴君が愛と欲望の日々の果てに狂乱していく様を描く。…だけ。そのほとんどが過激なエロシーンを撮るためだけに用意されたものなんじゃなかろうか。
出演陣は無駄に豪華。マルコム・マクダウェル、ヘレン・ミラン等。彼らはこんなエロ満載の内容だとは知らされていなかったらしい。…というのは建前だろうなあ。かなり直接的な絡みのシーンもあるし、「全く知りませんでした」なんて訳が無いと思うんだけど。特に結婚式の花嫁に手を出してぶち壊しにするシーンのマクダウェルなんかノリノリですやん。