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カリギュラのTSのレビュー・感想・評価

カリギュラ(1980年製作の映画)
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【狂気の世界】採点不能
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監督:ティント・ブラス/ジャンカルロ・ルイ
製作国:アメリカ
ジャンル:歴史
収録時間:164分
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個人的には『ソドムの市』と双璧をなす狂人的映画。前々から知っていましたがついに鑑賞。160分近くありますが、行為のシーンなどは飛ばし飛ばし。あのあたりは飛ばし飛ばしでみないとやっていけないでしょう。ローマ帝国の暴君カリギュラについて描いた作品であり、人間って権力を持ちすぎるとこうなってしまうのかという、歴史の教訓のような映画。が、ほぼポルノ映画なので鑑賞には注意が必要。

長い共和政が終わり、オクタウィアヌスの時に帝政になったローマ。初代皇帝のアウグストゥスは素晴らしかったのに、2.3.4代目は暴君として有名で歴史に名を残しています。カリギュラもその一人であり、自由気ままに豪遊したと伝えられています。しかし、一次資料はほぼ現存せず、後世の史料からの評価であるため、カリギュラの実態は不明。記載通りここまで狂っている皇帝だったかもしれないし、記載されているほどの皇帝ではなかったかもしれない。いずれにせよ、ここまでコテンパンに書かれていることから普通の人ではなかったのでしょう。

巨大芝刈り機みたいな装置で首だけ地上から見せた人間たちを切り刻んでいくシーンはとてつもなく悪趣味だと感じました。エログロはどこか人に快楽を与えるのでしょうか。人権も道徳も何もありゃしない。ただただそんな内容が続くのでかなりきつい作品です。有名なカリギュラがどんな感じだったのかと、それに興味がある方のみ、飛ばし飛ばしでみるのが良いでしょう。キャストたちもここまでのポルノ映画だとは思わず志願したそうで、キャストたちも参っていた作品だそうです笑
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