フルートベール駅でのあゆはのレビュー・感想・評価

2009年1月1日、新年を祝う人々でごった返す駅で白人警官が発砲し22才の黒人青年が死亡する事件が起きた。実際に起こった事件に基づく、被害者青年が生きた「最期の一日」を描く。

現場に居合せた多くの人々が目撃し、ケータイで動画を撮られていた事件。衝撃的な実際の映像から始まり、冒頭から否応なしに悲惨な結末を叩きつけられた。そして約80分、何も知らずに悲劇の瞬間へと向かう主人公や家族友人たちの何気ない暮らし。主人公の青年はダメな点もあったけれど、まさに「人生これから」というところ…遣る瀬無い。。