292

フルートベール駅での292のネタバレレビュー・内容・結末

フルートベール駅で(2013年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

black lives matterをより深く知りたくて
人は本能で自分が理解できないものを恐れて
遠ざけようとする。そしてひどい場合この映画のような差別やいじめに発展する。
(人種、外見、性格、価値観、職業など)
例えば外見に対する偏見は、悪人を見分けるなどの自分の身を守る為に作用する反面、
それだけでは人の内面の部分を見誤ってしまうという事もある。
昨今ではジェンダーレスや様々な他人の価値観に寛容な世の風潮が広がりつつあるが、
まだまだこのような差別は蔓延っている。
理解できないものに対して寛容になるまでは
いかづとも、否定的な色眼鏡で他人を見てしまう本能的な部分を理性で自覚するだけでも自身の世界も豊かになっていくと思う。
他人を否定して自分が正しいと思いたい心理も分からなくもないが、自分の尺度を持たないといつまでも人と比べる人生で幸せにはなりきれないと思う。否定すればするだけ自分の人生の幅は狭めて結果的に自分の首を絞めている。でも選択肢が多すぎても不幸。何故こんなに人間は複雑な生き物なんだろう。
292

292