ヨッシー

フルートベール駅でのヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

フルートベール駅で(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

戦時下でも無いのに、今でもアメリカではまだまだ命が軽いというお話。
ご存知の通り、アメリカでは自分の身を守るための銃の携帯が許されています。
でも、死に至らしめる事が出来る武器を持つと言うことは、自衛は時に過剰防衛も誘発する訳で「撃たれる前に撃つ」という構図も出来てしまいます。
この作品は、平易な言葉で言えばケンカを収めようとした白人警官が、主張するところによると誤って、銃を持たない無防備な黒人を撃ち殺してしまうという話です。
アメリカという国が培ってきたこのような社会は、そう易易と変わりようがないんでしょうけど、銃の話、そして未だに全くないとは言えない人種差別が無くならない限り、この悲劇はこれからも繰り返されるのでしょう。
実話故に、最後に映る作品内よりも大きくなった娘さんの姿が涙を誘います。
ヨッシー

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