ベルマーク

フルートベール駅でのベルマークのレビュー・感想・評価

フルートベール駅で(2013年製作の映画)
4.3
2009年、新年に湧く元旦未明。フルートベール駅で起きた、警官の過剰な暴挙により射殺された青年オスカー22歳。その実話を基に彼の最後の1日を描いた作品。
すごく重く、辛い。
上映後、場内はすすり泣きと深い溜息に包まれてた。
元麻薬の売人で前科持ち。でも人生をやり直すため努力してた矢先。2008年大晦日。
一年前は刑務所だったけど、この日はみんなで母親の誕生日を祝ったり、幼い娘と遊んだり、婚約者とケンカをして、仲直りして。仕事は上手く行かずだけど、悪事からは足を洗い、少しずつ人生が良い方向に向かうはず...だった。
冒頭からショッキングな実際の映像流れて胸打たれる。だから観ててだんだん心が締め付けられる。最悪な結末に向かってくのが分かってるから。残された娘や婚約者、母親のことを思うと涙止まんない。人間の判断力とか、ステレオタイプとか、一瞬で簡単に命を奪ってしまう銃とか色々考えさせられた。
主演のマイケル・B・ジョーダンがすごく良くて、一気にファンになった。
ベルマーク

ベルマーク