その瞬きはビートたけしの如く。ジェイクギレンホールの演技ってほんと引き込まれる。
初見ではジャケットで表現されている二人の対比関係がいまいち掴めなかったのだけど、町山解説による米文化の背景等から少し理解が深まりました。消化した内容をメモ書き。これを踏まえてまたみたい。
ケラー：演ヒュー・ジャックマン
規律を重んじ、神と家族のため自由と銃を取る愛国者。保守派の反政府右翼。敬虔なキリスト教原理主義者。プレッパー。常に世界の破滅・社会の崩壊を想定すべしと考えており、独善的な自警・自衛意識を持つ。個としての自分ルールを貫く人間。『ミスト』に出てきた扇動おばさんとベクトルは一緒。感性で動く。
ロキ：演ジェイク・ギレンホール
ケラーのアンチテーゼ的存在。名の由来は北欧神話に出てくる悪戯好きのトリックスター。神の秩序を破り、物語を展開するゲームチェンジャー。フリーメイソンの指輪、バビロニアの女神イシュタルに関するタトゥー等様々な宗教の象徴を身に纏い、多様な価値観を示唆する。警察で働く組織人。裏付け、根拠に基づき動く。
