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ジュラシック・ワールドのshinoのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
1.9
ジュラシックパークは恐竜ロマンとドラマ
ジュラシックワールドはパニックとグロ重視だなと感じた。

恐竜、子供、ハプニングっていう題材は似てるんだけどテーマにしてるものや印象は全然違う気がする。

映像は迫力あってパーク内デザインも一新された感じで良い。
兄弟の靴からカットインするシーンは1のサトラーとアランの飛行機シーンパロディ(だと思う)だし、今シリーズ監督のパークシリーズへのリスペクトを感じた。
ブルーとオーウェンに纏わる話は新しくてよかった。

でも、
パークの1でさえ公式開園前の見学だったから多少の無理は気にならなかったけど、あそこまで施設として客も入れて運営してるのに責任者のクレアが単身で無防備に動きすぎてて、組織としてのリアリティがなかったのがちょっと残念。長いことヒールで走るし。言動にもイラッとしてしまった。
オーウェンしかまともじゃない。

兄弟愛の描き方はもうひと押し欲しかった。ちょっと取ってつけた感あった。

ラストの方でTレックスさんの自分の為だけに獲物を食らう気高さは無くなってしまったんだとちょっと悲しくなった。
ジュラシックパークのラストでTレックスが助っ人になったのは助けようと思ったのではなくたまたま助っ人になっただけであってそこが弱肉強食の世界感が出てて良かったのに、なんか飼い慣らされてしまった…と思った。
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