hideharu

大きい一年生と小さな二年生のhideharuのレビュー・感想・評価

2.9
2022.03.26 中古のブルーレイを購入。

引き続き「アニメミライ」2014から。
これってそこそこ有名な児童書ですよね。少し前に新聞の書評か広告かを見た。
この実際に本に使われた絵はアニメのようにホンワカした絵柄じゃなくてもっと昔の絵本の挿絵のような鉛筆で描いたような、そしてリアルな人間って感じだったのでアニメを見たときはあまりの違いに少し引いた。
というか今時はアニメにするとこんな感じじゃなきゃ誰も見ないんだろうなって。

自分はこの児童書の世代ではないです。子供時代にこんなタイトル聞いたこともなかったので。でも今はそれなりに有名なのでしょう。新聞に載ってるくらいだから。

タイトル通りの体は大きいけれど一年生で少し気弱な少年と、その少年の世話を焼く背の小さい二年生の女の子のお話で。
上級生(三年生かな?)のお姉さんに貰ったお花を意地悪な男子に潰されてしまい。
少し離れた一本杉の近くにたくさん咲いている同じ花を自分も強くならなきゃって小さな小さな冒険に出て少ーしだけ成長するという、誰しも子供の頃に隣町まで冒険に行くようなそんな感覚のアニメで懐かしく感じるものの、やはり絵柄があまりにも可愛すぎて入り込めなかったです。

あとはバスに切符売りのお姉さんが同乗しているような時代なので昭和40年代の話かなって思うのですが、それがなきゃ現代が舞台かと思ってしまうのでは。
確かによく見れば郵便局が木造だったり、背の高い建物がほとんどないという背景にこだわっているのかもしれないですけど、それだけじゃ伝わってきませんでした。

話としては児童書が原作なので悪くはないですが現代風にアレンジするとか、反対にもっと時代背景がよく分かるようにした方が良いと思います。
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