ドラッグ中毒でホームレスの青年カハルと出会って、されるがままにいろんな体験をしていく同じくホームレスの初老フレッド。
灰色な生活に新しい色が混じっていく。
カハルにとってもフレッドの存在が一種の安定剤となっていく。
カハルに勧められて行ったスポーツジムで魅力的な女性に出会うフレッド。
彼女の家に行って時計を直してあげたり。
苦しい生活の中に芽生える小さな幸せ。
それでも優しい結末ではないのがリアルだと思う。
曇った空に、青い綺麗な瞳、オレンジの火とか淡い色彩が好きだった。
カハルとのお別れの後に跳べなかったジャンプ台からとんだフレッドが嬉しかったなぁ。
魔術師マーリンの彼でわくわくしてしかも
「ダブリンの時計職人」っていう邦題からなんか楽しい物語だと思ったら違ったんだよね。
正直、元の「parked」じゃないと題名からのメッセージは伝わらない。