良いところも悪いところもそのままに、グラフィックだけ21世紀になった聖闘士星矢。
この映画を一番楽しめる人間は【聖闘士星矢を良くしらずも、ワンピースやNARUTOは好きな人】だと思います。
たくさんの映像作品、派生作品がありますが、予習なしに突然この映画から観ても大丈夫。
現状最高峰のグラフィックと現状最高峰の声優さんを用いたCGアニメーション映画。
絵としてはまぁぁ美しく、元より星矢たち主人公のキャラが確立している為に(世が世なら)女子の皆さんのお気に入りキャラがたくさん出てきますよ‼︎
物語は主人公チーム五人が守護すべき女性のために、敵キャラ達やラストボスを倒すための一本道を進む展開。
進む⇨敵が迎え撃つ⇨仲間よ俺を置いて先に行けここは任せろ⇨自分の力が及ばない⇨大ピンチ⇨起死回生の逆転⇨力尽きながら這ってでも前へ…
【昭和のころからそうらしいのですが、もうずっと上記の繰り返し(°_°)】
どうして敵に勝てたかのロジックなぞどうでもいい。
予定調和の大爆発なのが個人的な本シリーズの嫌いなところ。
原作初期の十二宮編という部分のリブートなのですが、正直93分に纏めるのは正解でした。
追記:ここから先の記述は【この映画とは関係ないかも】読み飛ばして頂きたいです🙇♀️
フォロワーdjangoさんに教わりました。
この意味不明な逆転劇の繰り返しを『車田マジック』というそうです。
とにかくバトルマンガだからこそ勝利までの筋道にこだわる私。
【ケンシロウがラオウに勝てた】のは、悲しみを力に変えることを土壇場で学習したから。
普段ふざけている【キン肉マンが王位継承できた】のも、主人公自身が独りで試行錯誤したところでムリだったでしょう。
【孫悟空がフリーザに勝てた】ときはずっと前から伏線が張り巡らされていたのです。お父さんは成れたんだ…
【桜木花道や浦飯幽助が特別に凄いのは】元々は別の業界で抜きに出た力がある男は、別の業界を紹介されたら誰にも持っていない特徴が現れたんだよってお話。
【ワンピースの戦闘が楽しい】のは、身体がゴムでできている男の汎用性の高さを私たちがイメージするからなんですね。
いろいろ記述しましたが、かといっても…
そもそも強いんだ。
彼はピンチにすらならないんだ。
そんな設定なら、それはそれで納得なのですよ。
ドウェインジョンソン…
