河瀬直美監督
奄美大島を舞台に、壮大な自然と人間の生活。自然と生き物の力強さが心地よかった。
自然主義的な、あるいは一部、超自然主義的な信仰を感じる。家族、街の人、ユタ、海、木々、風、歌、セックス、生、死、絡み合いながら共に一体になる島の鼓動といった感じでした。最後にちょっとだけ物足りなさを感じるけど、それでも好きだった。
虹郎と淳パパがそのまま親子共演オモロい
日焼けした肌に長い髪の毛、歌にのせて動く体、波のエネルギー、深い海の静けさと恐ろしさ、裸になった夏の日の体温、開いていく窓と閉じていく窓、
誰かやな何かのために真摯でいられたら、分からないことや知りたいことのために精一杯でいられたら、あなたが悲しい時にはそっととなりにいられたら、生き物が自然が街が死にそしてまた生きていることをじっくりと見つめられたら、そうでなければ光の美しさを知る由もない。