MizueTakadaka

ノア 約束の舟のMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)
2.4
エマ・ワトソンが出ているということで
興味のあった作品

ノアの方舟の神話の映画

神話自体よくわかってないので
どれくらい忠実に描かれているのかは
わからないのだけど

前半は特に現実には
ありえなさそうなことを
現代の映像で見せてくれていて
映像技術が高い分
より違和感を感じさせてくれました

ノアに協力してくれる
岩のモンスターみたいなやつ…
動きがぎこちなくて
昔のストップモーションアニメみたい
だったけど、CGだったのかな…

後半は人間ドラマの様相が強くなり
たいへん重く不愉快な展開に…
スペクタクルな映像よりは
自分としては、このあたりの
ドラマの部分が面白かったです

ノアって独善的な狂人…
として描かれていたと思う

だから不愉快な主人公で
ちょっと入り込めない部分もあった

でも、その解釈でいいと思ったりする

命の選別をした人間…
なんて、ただの善人のわけがない

穢れた人間の歴史を
再スタートさせてしまった…
という意味では悪魔でもあると思うし

ノアの方舟とか
神話のエピソードって
いろんな受け取り方ができて
面白いですね…
だから、いろんな人が
繰り返し描かれてきて
話として残っているのだろう…

それにしても
神様ってやつは何がしたいのか…

ということを考えると

結局は人間を弄んで
娯楽としてメロドラマとか見る感覚で
眺めて楽しみたいのかな…とか

シュミレーションゲームしてる感覚で
洪水ってのはリセットボタンで
ノアの方舟は最小限
初期設定からゲームやり直そう…
ってことなのでは?

みたいに思ったりする…

人間というのものが
神の姿に似せて作られた
アバターのようなものだとしたら
そのモデルとなってる、もとの神様…
っての自体が
そんな崇高な存在で
あるはずがないんじゃ…

なんてことも
思ったりしてしまう…
おお畏れ多い…
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