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ニューヨーク 冬物語のyukoのレビュー・感想・評価

ニューヨーク 冬物語(2014年製作の映画)
3.0
 まず「ニューヨーク冬物語」の題名に惹かれた。邦題って結構大事。
コリン・ファレルは優しそうな瞳が素敵な俳優で、この映画を観て同じくファンタジックなラブロマンス「オンディーヌ海辺の恋人」を思い出した。それと「アデライン100年目の恋」を彷彿させるストーリーだとも思った。
 この映画の原作「Winter’s Tale」は、アメリカ現代文学の傑作と言われるマーク・ヘルプリンの上下巻合わせて約1000ページという大作らしい。
 主人公ピーターは、余命僅かな美しい令嬢べバリーと恋に落ち、やっと結ばれた夜にべバリーを亡くす。その後記憶を失いながらべバリーと同じ赤毛の女性を路上に描き続ける。
100年後公演で偶然公園で出会った末期癌の少女アビーが実はその赤毛の女性で、実はこの少女を救う事が100年生かされていた理由だった…
 こういう大作を2時間の映画にしてしまうと、全ての人は誰も皆、何かしら使命を持って生まれてきて、その使命を果たすために時空を超えて100年生かされていると言うストーリーがあまりに端折られて薄っぺらい作品になってしまった感があって残念。
 べバリーの父にウィリアム・ハート、ピーターを追う悪のボスにラッセル・クロウ、
アビーの母親にジェニファー・コネリー
悪の判事にウィル・スミスと、何て贅沢なキャスト。
エンドロールの曲 KT TunstallのMiracle
これは素敵な曲なので最後まで楽しめた。
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