やすひろさん

宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海のやすひろさんのレビュー・感想・評価

3.1
2022年127本目
「宇宙戦艦ヤマト2199追憶の航海」

あの頃SFアニメはホント面白かった。
1974年宇宙戦艦ヤマト
この後に1977年に銀河鉄道999、1979年機動戦士ガンダムが出てくる。
SF小説では最近公開された「DUNE砂の惑星」はかなり前だがやNHKでアニメ化された「キャプテン・フューチャー」などが小説としてはそのちょっと前。さらに1977年にはスターウォーズも封切りを迎える。
SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」は1969年とヤマトより前で影響を与えた。

そんな宇宙SF黄金時代のアニメがリメイクされてることすら知らなかった。

銀河鉄道999は各駅停車の旅で途中で寄る(不時着する?拉致される?)星での細かいエピソードとか登場人物を妙に覚えているけど、話の本筋の機械の身体って結局貰えたんだっけ?とかメーテルって何者?とかって随分後に漫画で読み返してはじめてストーリーの全体がわかった。
対してこちらヤマトは話の大筋も結末もほぼ覚えているけど艦長とイケメン主人公とヒロイン以外の登場人物全く記憶なし。途中の戦闘とか惑星とか記憶なし。
両方松本零士が関わってるけどテイストは違う。

肝心な話はとにかくまっすぐでわかりやすい。テレビ版のダイジェストなんだけど話は追える。
沖田十三艦長(52歳!)死中に活を求めることが大好きというかほぼ作戦はこれだけで戦艦ヤマト一隻で肌色の違う巨大な艦隊をやっつけるというまあちょっと力道山がシャープ兄弟を空手チョップでやっつける的な戦後の鬱憤を大手を振ってはらせる時期になったのがこの時代なんだろうね。

80年代になると「銀河英雄伝説」も出てくるわけだけどこっちは戦略が戦争を左右する。際立った艦の戦闘力に頼らない。ヤマトがヒーロー映画だとすると銀英伝は戦争映画。

大和の大艦巨砲主義を波動砲という形で蘇らせたヤマト。面白いので続けてみます。
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