浅野公喜

ガンズ・アンド・ストレンジャーの浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.7
ガンズアンドローゼス・・ではなくストレンジャーなモダン西部劇風作品。クリスチャン・スレイターが大きくジャケには写ってるのですが主人公ではありません。

「デスペラード」を拡大解釈したような作風で、泥臭いブルースをBGMに古いキャデラックが砂埃あげて走るオープニングからテンション上がります。金を奪い取る為にもっと様々な人間が入り乱れ裏切り合う展開かと思いきやそうでもなかったのが少し残念(ギャングの「ジョーカー」の成り損ないみたいなメイクも?)ですが、アカプルコと主人公が言う度に爽やかなイメージが登場する所はユーモラスで、持続する緊張感、細かいカット割りでスピーディーに見せる演出はタラちゃん(タランティーノ監督)とガイ・リッチー監督の良いとこ取り・・・というのは大袈裟でしょうか。入り組んだ街並での銃撃戦、終盤の撃たれない為のお金の使い方も〇。

思ったよりも平均点がかなり低くて驚きと同時に自分の映画センスを疑いました(笑)。A級のイメージで観た人が多かったからなのかな。
浅野公喜

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