スタローンとデニーロ。
なんともこの二人の共演なんて想像も出来ないのに、まさか67歳と70歳になってから、ボクシングという想像できない様なステージで戦う。
30年以上前に1勝1敗という歴史に残る戦いの後、突如引退したヘンリー・"レーザー"・シャープ(スタローン)。未だに悔いの残る最後の戦いに納得のいかないビリー・"ザ・キッド"・マクドネン(デニーロ)。
レーザーはキッドに愛する女性サリー(キム・ベイシンガー)を寝取られたことを根に持つ。
そんな二人がファイトマネーと過去の決着をつけるべく60歳にして因縁の対決を行う。
面白い。
もうおじいちゃんな二人が身体を鍛え、本当のリングに上がって戦う姿はカッコよかった。
レーザーの引退の理由だったり、知らされていなかったキッドの息子BJ(ジョン・バーンサル)との関係など人間ドラマも描きながら、笑いと感動も。
13ラウンド戦う二人のバトルは見応えもあったし、決着なんてどうでもよかったんだと思う。
どうしても軍配は上がるけど、そんなことを求めてはいなかった。
男と男の友情も最後には見れてほろりとさせられた。
引き締まったとは言えない老人の体つきではあったけど、この二人の共演それだけでも熱くなる。
キム・ベイシンガーもおばあちゃんなんだけど、綺麗だった。
エンドロール後のもう一つの因縁対決もちょっと観たかったけど、「ハングオーバー!」のことは？？となったけど、出演作を見て、なるほどねwと後から笑える小ネタだった。
