ゆる～くほっこりできるコメディ。ポール・ラッド演じるネッドはどこまでも純粋でお人好しな天然キャラ。バカ正直すぎて無事に務所入りを果たし、出所後母と３人の妹宅に居候して彼らの生活を全く悪気なくかき回す的な話です。
まずはネッドのキャラクターがとても癒される。タイトルにあるようないわゆるトンデモ「おバカ」を主人公にすると、アダム・サンドラー主演の各種映画に代表される知的障害者を笑い者にしたような悪趣味のキャラ描写が多いなか、本作はポール・ラッドの魅力でこちらがむしろ羨ましくなってしまう愛すべきキャラに仕上がっていています。
この規格外のキャラを主人公にしている一方、妹たちやその周囲の人々もいい加減キャラが立っている🤣もはやネッドがマイルドに見えるくらい？ホント大変な家族やな、まあ観てる分には楽しいです。
３人の妹たちはそれぞれキャリアやプライベートで抱える問題を見て見ぬふりをすることで平穏な暮らしをしていたところ、馬鹿正直で誰とでも打ち解け合うネッドがそれらの問題を見事に露呈させ、一旦は全てがメチャクチャになるけど... 問題と素直な気持ちで真正面から向き合うことの大切さが伝わってきます😊
イッヌとの交流も可愛らしく、読める展開ではあっても最高にほっこりしました！この内容にしては出演者が無駄に豪華(笑)。適度な軽さで気楽に観られるコメディ作品です。
