YOK

我が家のおバカで愛しいアニキのYOKのレビュー・感想・評価

4.2
全体的にすごく良かった。コミュニュケーションの大切さとか、無条件に愛することの必要性とか、なんかそういう人間の根幹にあるものを揺さぶってくるテーマで描かれてて、グッときた。

自分に素直に、人に対しても嘘偽りなく接するってすごく難しいことだけどそれが出来ている主人公がすごいなって思った。

その性格のせいで面倒事に巻き込まれたり人間関係のゴタゴタを生み出したりしちゃうわけだけど、それでもやっぱり嫌いになれない人間的な魅力に溢れてるなぁって感じ。一緒にいるとうんざりする事もあるかもだけど、放っておけない人間性があるなあって感じ。

それを俳優さんがよく演じてて、見た目にもあってるから完璧!3人の妹たちも個性に溢れていて、みんな違ってみんないい。

大人になろうと努力する人は多いだろうけど、子供の頃の気持ちを持ち続けようとする人って少ないと思うから、自然とできてることが良くも悪くもすごい。

「コミュニュケーション不足だ」ってセリフがよく出てくるから注意して見てたけど、確かにみんなそんな感じ。でもよくある事だし自分にも身に覚えがある事ばかりだから、そうは言ってもなかなか難しいよなぁって思っちゃった。

この作品、女性たちはみんなピリピリしてる(お母さん以外)のに対して、男性は割とみんな肩の力が抜けてる人ばかりで対比が面白いなぁって思った。

何だかんだネッドを中心に人と人が繋がってる感じが凄かった。ビリー頼りないけどめっちゃいい人。ネッドと近いものを感じるから今後友達としていい関係を築いて言って欲しい。あとちょっとビリー役の人の目元が私の弟に似てて愛着湧いた。

映画の終わり方もすごく綺麗で後味良かったからまた観たいな。好きな作品増えた!
YOK

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