えりみ

マイ・ライフ・メモリーのえりみのレビュー・感想・評価

マイ・ライフ・メモリー(2013年製作の映画)
3.8
WOWOWで。
全くいい気分にはなりません、貧乏人がみると特に (*-o-)y-..
映画自体(音楽も)は良く出来ているからこそ、感情を動かされて気分が悪くなるんだ!と頭では理解出来るので評価を低くするつもりはないですが。

原題はSUNLIGHT JR. 勤務先のコンビニ?の名前です。
邦題の意味がさっぱり分かりません( ゚ ρ ゚ )英語勉強しとけば良かった…
主人公はナオミ・ワッツ、役柄にはピッタリのやつれっぷりですが面影なし(--;
学歴も資格もなくコンビニ勤務は最近やっと見つけた仕事、今彼は元大工(鳶?)のイケメン(マット・ディロン)だが車椅子生活の障がい者で現在無職でアル中。精力絶倫で女に暴力を振るわないのが魅力♪
母親は里親助成金を酒に変えて暮らすこれまたアル中。
元彼はシングルファーザー(ノーマン・リーダス)の売人で母親ん家の家主。ええ、まさに白人の低所得者達の生活を延々と見せつけられるだけの映画です。
底辺はプアホワイトとラテン系、安モーテルの経営者は今や世界を席巻するインド系。時折入る風景のカットも景気悪そうな感じ。
舞台がそんなに田舎にも見えないので「リトル・アクシデント」で見た、田舎ならではの教会を軸にした互助の空気も皆無。

散々ヤリまくって「赤ちゃん出来た♪」「マジで!そしたら結婚しよか!!」はまあエエとしましょ、所得に関わらず流行りみたいですから。
彼女が「不正出血したから病院で診てもらった」言うたら「血ぃ出たくらいでナニ医者行っとんねん!エコー!?腹に子供おんのはそんなもんやらんでも分かってるやないかワレェ、なんぼ金かかる思ってんねん(`-´メ) 」と激怒する彼氏。(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工 って感じですが、
アメリカには国民皆保険制度がないんですもんね、自分が半身不随になった時によっぽど医療費請求されたんだと想像すると頭ごなしに彼だけ非難することも出来ない(><
まあ「恋人たち」でも保険証がない辛さの描写があったりして、日本にいても他人事とは思えませんが。

若い人にコレみてもらって、
怠けず学べるうちにしっかり学び、
なるべく高い収入が得られる職に就き、
セックスする時は必ず避妊し、
酒や薬に溺れず体を労わる人生を送っていただくことを切に願いながら感想を終わりたいと思いますw
個人的には救いのない結末だと思いますが、
ラストシーンで「それでも愛さえあれば!」というメッセージを受け取った方は神ですわ(^-^)//""
えりみ

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