ったあぁ

インサイド・ヘッドのったあぁのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.7
これはすごい。斬新!新鮮!独創的!面白い!なんともメルヘンでファンタジーで、現実的で叙情的な映画。

人間の感情、性格、記憶、夢などなど、仕組みを分かりやすく映像化するとこうなるねんね。僕はほとんど知識ないんやけど、本当にこういったことに詳しくないとこんな映画は作られへんわ。
難しいことを難しいまま理解するのはすごいけど、それをさらに分かりやすく人に伝えるのはもっともっとすごいことなのです。その点でこの映画考えた人マジで天才。

ライリーの頭の中ではいつも、ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの5つの感情の精が働いていて、日々の思い出に感情の色をつけているんですが、ある日そこからヨロコビとカナシミがいなくなってしまい、残された精たちは大混乱。しまいには感情が機能しなくなりライリーは抜け殻状態に。。っていうお話。

なんせ頭の中の話やから観るもの全てが初めてなんやけど、なのに誰にでも当てはまりそうなあるあるネタのオンパレード。頭から離れないでふとしたときに脳内で流れるCMってあるよね。僕の場合はいつもなぜか突然マツケンサンバのイントロが脳内再生されます(笑)。

感情は何一つ欠けてはならない大切なもので、でもどれかが独立しすぎてもだめで、それぞれが混ざり合って初めて思い出が広く、深く、そして色濃く頭に刻まれるのです。いやぁこんなに想像力働かせて観た映画も久々。

空想が消えてしまうのは切なかったけど、それが大人になるってことなんですね…

あ、でも僕いまだに空想したい放題っていうことは、まだ脳内がお子ちゃまのまんまってことなんか(笑)。
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