25歳、ウルっときちゃいました。
ピクサーはなんでも擬人化しておとぎ話にできるのがすごい。考えなしになんでもやっちゃう感じも含めて。(エレメントとか、大陸とか。)
現実的に考えること自体ナンセンスかもしれないけど、「いや喜びとか悲しみとか、そんなに人間の感情はシンプルじゃないわ!」と序盤は共感できなかった。
ただ、過去の幸せな思い出が悲しい思い出に変わること、イマジナリーフレンドの消失など「大人になるにつれて変わる人間性の尊さ」みたいなのが丁寧に映されていて。わりと幼少期から性格があちこち変わってきた自覚がある自分にとっては、その過程を丸ごと肯定された気持ちになり、嬉しくて悲しくて胸が熱くなった。
ラストシーンでは、思い出が単一な感情ではなく、感情のグラデーションで色鮮やかに描かれていた。「そう、人間はそうなんだよ。シンプルじゃないんだよ。」と思ったけれど違った。ライリーも俺も、大人になったんだよ、ということだったんだね。