Charlie

インサイド・ヘッドのCharlieのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかくJoyが嫌なやつでビックリしました。Sadnessをこれでもかと排除して、しまいには円を床に描いてこの中に居ろと言う。もはやイジメ。
結局Joyは「悲しい感情は必要なものなのだ」と気づいて、Sadnessと共に本部に戻るのですが、気づくまではひたすらSadnessを遠ざけまくる。Joyが自分だけで本部に戻ろうとして、チューブが割れて「忘れ去られる記憶の底」に落ちたときには、観てる人たちは「ほら見たことか」と思ったに違いない。

Bin Bonの左腕が消え始めて、その後Joyだけを崖の上に戻して自分は底で消えていく様子が一番悲しくなりました。一緒に本部に行ってほしかったけどねぇ…。

この感情たちの主であるRileyについては、転校して馴染めない様子が、子供の頃に転校が多かった自分と重なりました。学校に馴染めないとつらいのですよね。思いやりのない先生とか同級生にあたるとホントに大変ですし、親のフォローもないと輪をかけて厳しい。悲しい感情を抑えすぎると無感情になるのも経験してますし、その意味では共感できました。

しかし、「マイ・エレメント」と比べると、私はこちらの作品より「マイ・エレメント」のほうが好きでしたし、大人の鑑賞に耐える作品だったと思います。
こちらはテーマ(悲しみも必要)が大人なら分かりきっている、割と単純な内容でした。
Charlie

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