ずっと見よう見ようと思っててやっと見ることができた。
子供向けに作られているのに大人も共感できるし、感動させられる作品だった。このような本当の意味での全年齢向けの作品がディズニー作品には多いと感じることが多い。ズートピア然りリメンバーミーも然り、どれも素晴らしい作品である。
本編を通して、観客に伝えようとしているメッセージがとても素敵だった。
人は大人になっていくにつれて感情は複雑になっていき、子供の頃の思い出は徐々に忘れていってしまう。
感情にもプラスの感情である喜びだったりマイナスの感情である悲しみがあって、いっそマイナスの感情なんて無くなってしまった方がいいと考える時もある。しかし嬉しい感情も悲しい感情もどちらも感じることができるからこそ、より嬉しい気持ちを強く感じることができるし、悲しい状況に立たされてもまたそこから立ち上がることができる。
自分でも覚えてような小さい頃の笑ったり泣いたり、楽しかったり辛かったりした思い出たちが、作品内のロケットのようにどこかで役に立っていたらなと願わずにはいられない素晴らしい作品。