カカオ

インサイド・ヘッドのカカオのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった!

想像よりもずっと脳内の子たちがわちゃわちゃしてて(もっと会議っぽいのかと思ってたけど、からだの主人と一緒に成長していくならそうだよね)、なによりカナシミのフォルムがもっちりしてるのがもう可愛くて可愛くて…
引きずるより転がしたい。どちらにせよ疲れそうだけど。

ヨロコビとカナシミのドタバタ凸凹感がまさしく珍道中でハラハラドキドキしつつ、ライリーの成長からも目が離せなくてあっという間に観終わっちゃったな〜

ご両親の「笑顔を(で居てね)見せてね」みたいな、言いかた悪いけど大人が自分のご機嫌のために子どもの無邪気さを搾取するのめちゃくちゃリアルでオエーってなる。
子どもに笑っていてほしいなんてそんなのすごくわかるし、いつか無意識に自分も他者にそんな要求をしてしまってるかもしれないのが言葉の怖いところだけど、それを本人に、ましてやまだ親の都合に振りまわされて生きてる(自立していないという意味で)小さな子どもに伝えるのはふつうにキモいのよ。
もちろん悪気がないのは理解してるよ。ライリーのご両親はほんとどこにでもいる、いてほしい、優しい親御さんたちだからね。
連絡取れなくなって焦る両親の、あの子今日なんの服着てたっけ!?もまたリアルで……しみじみ好きなタイプの映画だなあ。
大人だから子どもだからこうでしょう、こうあるべきだろう、という押しつけ感はまったく無く、みんなが個々の人間としてユーモア混じりに描かれてていいね〜

塩ラーメン食べながら見てたから、ビンボンとの別れで大泣きしすぎてなんの味もわからんくなった。カナシミ大暴れ。
わたしはいくつになってもビンボンのようにかわいい子を抱きしめて寝るもんね。そんな大人が居たっていいんだよ。ワハハ
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