MMM

インサイド・ヘッドのMMMのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.0
「ライリーの思考や意思は何処へ、、、??」

人の頭の中に感情が存在し、それらを擬人化してみせることや頭の中の構造を可視化したり、記憶のメカニズムを表現したり、懐メロがあたまをループしたりすることなど、このアニメーションのアイデアにこのスコアをつけたい!!

ただ、観ていて少し違和感を覚えたのが、ライリー自身の思考や意思はどこにあるのかということ。

感情を司る5人がまるでライリーを乗り物のように操縦していたことが変に思えた。

僕は、人は感情に支配されている生き物と考えていない。

人は、感情を利用する生き物だと考えている。

例えば、さっきまでブチ切れてたお母さんが電話に出たとたんに声色を変え、別人のようになるところを体験したことってあると思う。
まさにそれが人は感情を利用しているってこと。

お母さん自身が「怒る」という感情を利用することを選択して、怒っていたけれども、電話がかかってきたので、よそ行きモードに感情を切り替えたわけだ。

そんな風に人の感情を捉えている僕にとっては、感情がライリーを操縦し、ライリー自身の思考や意思が感情に託されている感じに違和感を覚えてしまった。

人は感情で生きてはいないと思うからね。

でも、この映画のアイデアは最高だね♪
MMM

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