くるぶし

インサイド・ヘッドのくるぶしのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.4
「これ見にきた自分、大丈夫か?」と不安に襲われてしまうほどのオープニングのダサさについては、もう何も言うまい。ハードルを下げておいてからの“アゲ”なのだ。あのダサさを含めてすべてがピクサーによる戦略だと思うことにしよう。

本作のポイントは11歳の女の子の成長を見守る、頭の中の5つの感情たちが擬人化され動きしゃべるということ。そもそも感情という目に見えないものをキャラクター化する視点がピクサーらしいし、ストーリーもお家芸炸裂。ただ、別れがあって冒険があって自己を形成していく…という流れは、形が違えどベイマックスとほぼ同じなのは新鮮みに欠けるかな。

“カナシミ”の大竹しのぶは面目躍如。ちょっとうれしそうにするときの表情と声にゾワゾワしたー。
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