あるふぁ

インサイド・ヘッドのあるふぁのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.2
喜び、悲しみ、ビビリ、ムカムカ、怒り。5つの感情がキャラクター化するという発想は面白い。さすがピクサー。

5つの感動の中でも特に喜びと悲しみが活躍する。喜びのポジティブさと悲しみのネガティブさの差が大きく、やり取りがまぁ面白い。悲しみは幸せには邪魔とか思ったりもしたが、結局必要な存在なんだよね。

ムカムカと怒りって被ってない?って思った人も多いだろう。特にムカムカって無理矢理付け加えたような印象がある。ムカムカは害になるものから避けるために嫌がるという行動によって身を守る。喜びや悲しみ、怒りに比べ曖昧な感情かもしれないが、これもまた必要不可欠なんですね。

日本はピーマン嫌いな子供が多いというイメージから、日本向けにブロッコリーをピーマンに変更したようだ。確かに、こっちの方が伝わりやすいし、しっくりくるね。嫌いなピーマンだけを子供に食べさせるドSな父親はどうかと思うが(^_^;)
調べてみるとイギリスではアイスホッケーをサッカーに変更したらしい。さすがピクサーと言いたいところだが、そこを変更するのは何か違う気がする(^_^;)

ビンボンの最後が感動的すぎる。これは泣ける。全俺が泣いた。(俺の中の5つの感情全員が泣いた。)ビンボーーーーーン!って心の中で叫んでいたであろう。佐藤二朗の声も抜群にマッチしていてよかったね。

感情の大切さを通して、友情、愛情の大切さも感じられた。

ちなみに作品とは関係ないが…
劇場で前方の席に外国人の親子がいた。この作品は吹き替え。上映半分くらいで退出していったのは印象的。
あるふぁ

あるふぁ