ふるやま

アーロと少年のふるやまのレビュー・感想・評価

アーロと少年(2015年製作の映画)
3.5
太古の昔、もし地球に衝突するはずの隕石が逸れて恐竜と人間が同じ大地に生きていたなら...という本作。映画が始まって、どこまでも広がる緑豊かな大地、透き通った水など...美しく超ハイレベルな視覚効果でスクリーンに目がくぎ付けに。

ストーリーは恐竜×人間とピクサー得意のコンビ・バディモノで、「モンスターズインク」、「レミーのおいしいレストラン」同様、言葉が通じなくても互いに奮闘して絆を深め合っていく王道一直線なストーリー展開には、さすがとしか言いようがない。ちなみに今作は恐竜が言葉を話し、一方の人間はまだ4足歩行のまんま猿に近い状態で言葉が全く話せないので観てて少しもどかしさはあるのだが、お互い話せない故に最後のクライマックスのあるシーンでは一切セリフが無く、涙無しには見られません。
雄大な自然の美しい映像描写から地球環境を大切にしよう、異種生物同士の親密な関わりから現実世界の我々人間がお互いに真摯に協力してこれからを生きていこう、そんなメッセージが伝わってきました。
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