3Dの評価が良かったので気にはなっていたけれど、子供向けすぎる気がしてなかなか買う気になれなかったのですが、もう3Dも買えなくなりそうなので、思い切って買ってみました。
【3D】☆8/10
3Dの視差は奥行きがあり、違和感のない立体感でした。たまにクチバシなど飛び出してきて楽しいです。
3Dで見る価値のある作品だと思います。
【グラフィック】☆9/10
水や土の描写が実写に近いほどリアル。
キャラクターたちの動線上にあたる背景などは作り物感があり、デフォルメキャラたちが浮きにくくするような工夫があったのかな?と思いますが、たまにリアルなものと重なり浮く(笑)
キャラのいないシーンの景色はとても美しいです。特にエンディングが好き。
【キャラクター】☆4/10
数多くのアニメーションの中でも、恐竜たちのデザインがとても小さな子供向けに作られたように見えるので、パッケージから観ようという気になれなかったです(汗)
【ストーリー】☆5/10
ストーリーは子供向けではあったものの、 切なくて良い作品でした。
ただ、ピクサー版ライオンキングという印象がとても強く、重なるシーンがいくつかあったので…、ライオンキング好きとしては納得いかない(笑)
【音楽、声優】☆5/10
エンディングのKiroro(だっけ?)良かったと思いますが、オープニングから通して全体的に普通かな?
印象には残りませんでした。
声優もまだ吹き替えのみですが普通かな?
///////ネタバレ////////
トータル的に3Dとしては買って良かった作品でしたが、何度も言いますがアニメ版ライオンキングと重なってしまって、集中できず前半少し寝てしまいました。
例えばお父さんがアーロを連れて泥棒のスポットを追いかけますが、そこでお父さんは濁流に襲われます。それはもうヌーの群れのよう…。
悲しいシーン(のはず)ですが、ムファサは息子を助けるため駆けつけ必死に助けたから尊敬するほど格好よかったけど、アーロのお父さんは…自分のこうなってほしいっていう理想のために息子を危険なめにさせたわけで、アーロを先に避難させたって言っても、お父さんの事故は自業自得としか言えない…。感情移入はできませんでした(汗)
他にも父と息子が夜に語らう所とか、(ライオンキングは空の星、アーロは地上の星=蛍)
怪鳥たちの登場シーンは像の墓場のよう。ハイエナたちに似ているし(そういうキャラのいる作品は多いですけど)
スポットが木の上(中)で助けを求めるシーンはヌーの群れのシーンで木の上で助けを呼ぶ子供シンバが浮かびます。
スカー(ハイエナ)に追い立てられ子供シンバが荊へ落ちるシーンと重なるところもありました。
お父さんの幻も煙のように消えていくのが似ている。
結構被ってるなーって思うシーンが多いと感じました。
ライオンキングを抜きにしても、腑に落ちない点がいくつかありました。
スポットがアーロを助け世話を焼くこと。
これは前にアーロがなんだかんだ言って結局逃がしてくれたことや、スポットが何となくアーロに興味が湧いて親切にしてあげたとか、そんな感じでまあ良いですよ。
アーロが恨んでいたスポットとすぐ仲良くなったのも、本当はスポットが悪いわけではないとわかっているからという理由が大人過ぎるけど、子供向けファンタジーなんだからみんな仲良し!って感じでそれでも良いでしょう。
リアルにしたって退屈なだけなんだから、ご都合ものでいいんですよ。この2つは私はそう考えておくことにしますよ。
でもね、アーロ不死身すぎ!
滝から落ちても平気だったところを見て、あっ!これならお父さんも大丈夫だったんじゃない?と思っちゃいましたよ(汗)
他でも良く落ちたり、それ軽い怪我では済まないよね?ってことが多すぎたのでご都合も大概にしてくださいと言いたい(笑)
とか言いつつ、まあいっか。ですが(笑)
まあ何はともあれ、隕石が落ちなかったら恐竜たちはまだ生きていて、知能も発達していて、人間の成長は恐竜が生きてることで生物の頂点にいないためなのか遅いとかなのかな?まるでペット扱いっていうアイデアが面白かったのと、3Dで景色が綺麗だったのと、スポットが何だか可愛かったのと、お別れのシーンはやっぱ悲しくなってしまって(どの作品も)切なくてアーロの思いやりに感動したので観て良かったです!
ラリってるシーンは不気味だったけど面白かった(笑)