【世界一ロードムービーっぽくないロードムービー】
文句なしの超傑作。アクションは言わずものがなだけど、テーマも素晴らしいとしか言い様がない。基本となるテーマは人間の尊厳の主張みたいなものかな、人を物扱いしたりせず人を人として扱えみたいな。
この映画、台詞はサイレント映画張りに少ないのに他にも多くのテーマを含んでいると思っていて、ユートピアを求めて行って帰ってくるだけの話なんだけど、それはつまり、ここではない何処かを探すのではなく、その場所でなんとかしろよ的なメッセージだと個人的には感じた。
狂いに狂った登場人物とアクションを、神話的なストーリーと宗教画の様に美しい映像でみせてしまうなんて素晴らし過ぎるじゃあないですか!!!!
刮目して観ないとジョージ・ミラー御大に申し訳ないですよ!