Few

マッドマックス 怒りのデス・ロードのFewのレビュー・感想・評価

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この作品を観てるときから、映画が好きだ好きだって気持ちが溢れてしまって、観終わったらもっと映画が好きで好きで、これからどんな映画がうまれるんだろう!と、つい未来に期待してしまった。


私の尊厳を取り戻す戦いを、
私の手ではじめる。

それには勇気も仲間も、思った以上に必要だが、言葉で表現するとどうも薄っぺらい。けれど、自分より圧倒的に強大な何かに抗い、大事なものを取り戻そうとするとき、その心には爆発も狂乱も犠牲も希望もないまぜに暴れまくっている。

怒りのデスロードは、生まれた瞬間からすでに霊長類の魂めいめいに敷かれている。


最初のよくわからない感じを、画力やパワーで押し切って、映画中盤までには登場人物の魅力はだいたい観客に伝わっていて、それぞれの人間が下す決断とその結果の連続で、ダイナミックに魅せていく。

私たちは人間だ!と。

途中、派手で高速な戦いの中で、
ウォー・タンクのシフトレバーをグッと手前に引いたとき、シフトレバーのドクロが画面手前にぐっと大きく近づいてくるシーンとか、大好きで胸を押さえて悶えていました。
好きなシーン、ショットがいっぱいある。出会えて嬉しいです。
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