ヤマト

マッドマックス 怒りのデス・ロードのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 サバイブ・ドライブ 】
 およそ30年ぶりの続編も、MAD(狂気)なドライブが繰り広げられる。
 まず気になったのは30年ぶりというだけあって、今までの作品よりもクリアな映像に仕上がっており、現代的な作品だったということだ。ちなみにテーマも男尊女卑を描いており、世の課題を反映させた現代的なものと言える。しかし、“マッドマックスらしさ”は健在も健在。今回も盛大なサバイバル・ドライブを堪能させていただいた。
 砂漠をはじめ広大な道をひたすら走る、とにかく走る。これでもかというほどの強烈な個性を持つ敵民族。槍や銃や炎が飛び交う壮絶アクション。ガソリンを口に含み、全身が埃と血液まみれでボロボロ。でも戦う、走る。いくら何でもワイルドすぎるだろう。何より嬉しかったのは、敵が爆発に巻き込まれる直前の目を大きく見開く表情のカットだ。
 イカれてるし、イケてる。これぞマッド・マックスであり、観ているこちらもテンション・マックスだ。
 時代に合わせた変化をしつつ、マッド・マックスにしかない魅力は継承。これを本当の進化と呼ぶ。
ヤマト

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